一部のブロガーは、世界的なPCブランドであるAcerのニュージーランド向けウェブサイトに掲載されている「Acer Aspire 5738DG」に注意を向けている。これは、この15.6インチのノートPCは、3D対応ディスプレイを搭載するという点で注目を集めているからだ。
専用の電力源を持つグラス、対応する120ヘルツのLCDモニタ、そしてデュアルリンクDVI接続に対応した特定のデスクトップGPUを必要とするNvidiaの「3D Vision」セットアップと異なり、Acerの3D技術はもっとシンプルである。Pocket-link.comの実体験に基づく報道によれば、Acerの3D技術は偏光グラスと特別なスクリーンコーティング、そして「3D CineReal」「TriDef」と呼ばれるAcerのカスタムソフトウェアアプリケーションを利用しているという。
これらのアプリケーションは、特別にエンコードされた動画や写真ファイルと連携するようである。さらに、一部のPCゲームを2Dから3Dへ変換できるようにもなる見込みだ。われわれは非常に短い時間ではあるが、この技術が実際に動作しているところを見たことがある。そして、同技術は、遙かに多くの専用ハードウェアを必要とするNvidiaの3D技術の水準には達していないものの、われわれは立派な3D効果を確認した。
さらに、われわれは最近、Nvidiaの3D Vision技術をさまざまな状況で試してもいる。そして、同技術は扱いにくいものの、正しい環境で使用すれば、驚異的と言ってもいいほどの3D効果を得ることができる。
acer.co.nzの公式な説明には次のように書かれている。
Aspire 5738DGは、Acerにとって初めての3DノートPCである。Intelの「Centrino 2」プロセッサ技術を採用しており、最大4Gバイトのメモリと第3世代の「Dolby Home Theater」に対応する。これにより、ユーザーは自分専用のノートPCという快適な環境で、3D映画を鑑賞できるようになる。税込み希望小売価格は1999ドル。
この価格は、米ドルでは1500ドル弱に相当する。そして、Aspire 5738DGが近いうちに米国で発売されるかどうかは、今後の成り行きを見守るしかないだろう。Aspire 5738DGやJames Cameron監督の次作である「Avatar」、 Nvidiaの3D Visionのことを考えると、このところ、3Dメディアに対する関心が非常に高まっているようだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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