Technoratiはかつてブログ検索のトップに君臨し、すべてのブロガー、ジャーナリスト、ニュース愛読者らの必須ツールであった。しかしその後、「Google Blog Search」などこれに代わるサービスの台頭により、同サービスはトップの座から転落した。今回、Technoratiは、これで100回目かとも思われる同サイトおよびサービスの全面刷新を実施した。今回は、同サービスの有名な「Top 100」および「Technorati Authority」を大幅に変更し、検索およびブログディレクトリも改良した。またTechnoratiは、ブロガーがコンテンツをTechnorati.comに直接公開できるようにし、オリジナルコンテンツの充実を図る予定である。
Technoratiの中核的な機能の1つが、Authorityである。Technoratiでは、ブログの上位100位を決めるランク付けと、ソースの信頼性に関するフィードバックの提供にAuthorityを使用している。今回の再ローンチでは、速いペースで変化するブログの性質に対応して、Authorityランキングをより迅速に更新する予定である。カテゴリごとにブログのランキングを示す「Topical Authority」も追加した。
またTechnoratiは、検索アルゴリズムを大幅に変更したことを強調している。これまでTechnoratiの検索では、最も適切な結果ではなく最も新しい結果を提供していた。今回Technoratiは、Authorityを含むいくつかの要素に基づいて、最も適切な結果を提供することを目的とする。新しいブログディレクトリでは、カテゴリごとのソートも改良されており、カテゴリごとに、上位のブログと動きの大きかったブログを表示する。
最後にTechnoratiは、サイトにコンテンツを公開したいと考えるブロガーからのオリジナルコンテンツの提供を開始する。これは間違いなく、ブロガーにとってもTechnoratiにとっても有利なものである。Technoratiは、多くの優れた目新しいコンテンツを得ることができ、ブロガーらはアクセス数の増加を期待することができる。このプログラムに興味のある読者は、ここから登録することができる。
巻き返しを狙うTechnoratiにとって、総合的にみて非常に強力なアップデートになっている。この大規模な刷新によって、短期的な利用はまず間違いなく増加するだろうが、その後もユーザーが同サイトを利用し続けるかどうかについては今後の動向に注目したい。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。 原文へ
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