ビックカメラ、ソフマップを完全子会社化へ

永井美智子(編集部)2009年10月14日 16時05分

 家電量販店のビックカメラは10月14日、2010年1月29日付けで株式交換によりソフマップを完全子会社化すると発表した。これに伴い、ソフマップは2010年1月26日付けで上場廃止となる。

 ビックカメラ普通株式1株に対し、ソフマップ普通株式0.005株を割り当てる。ソフマップ株の保有数が200株未満の株主に対しては相当額の金銭を交付するとのことだ。

 ビックカメラとソフマップは2006年に資本、業務提携しており、ビックカメラは10月14日時点でソフマップの発行済普通株式の40.86%を保有している。両社は仕入れや販売、店舗展開などで協力関係にあり、「人材交流を含めたさまざまな取り組みにより、シナジーは十分に発揮されつつある」とのことだが、外部経営環境の変化や競合激化を受け、グループとして組織を一体化することが必要だと判断したとしている。

 ビックカメラの2009年8月期の業績は、売上高5891億7700万円、営業利益88億5400万円、純利益50億9400万円。ソフマップの2009年2月期の業績は、売上高1022億900万円、営業利益4億2200万円、純利益は3000万円となっている。

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