Palmは米国時間10月6日、開発者らが同社の審査を受けることなく、モバイルプラットフォーム「Palm webOS」向けのアプリケーションを販売することを許可する予定であると発表した。また、オープンソース開発者らに対しては、プログラム料金を免除する予定であるという。
webOSは、2009年夏の発売以来Palmの売り上げを牽引する「Palm Pre」や、米国で9月に発表された「Palm Pixi」などのモバイル機器に使用されている。競合するモバイルプラットフォームには、Appleの「iPhone」、Googleの「Android」、RIMの「BlackBerry」、「Symbian OS」などがある。
開発者らは8月から、「Palm App Catalog」への審査対象としてアプリケーションを提出することができる。Palm App Catalogは、6日にベータテスト版が公開された。Palmは、開発者プログラムを12月から正式に開始すると述べている。同プログラムには、App Catalogと審査プロセスを経ずにアプリケーションを販売するという新しいオプションが含まれる予定である。
開発者らは、開発者プログラムに参加するための年間料金99ドルを支払い、アプリケーション販売による総売上高の70%を得る予定だと、Palmは述べた。
アプリケーション1件ごとに50ドル支払うことで、App Catalogを介して配布することができると同社は述べた。App Catalogは、webOSを搭載した端末に組み込まれ、Palmの審査を通ったソフトウェアのみを提供する。
Palmは、開発者らが自分のソフトウェアを独自にウェブで配布することも許可する予定である。同社は、アプリケーション用に販売取引サービスと特有のURLを提供することにより、アプリケーションをウェブから直接インストール可能とする。自己保証プロセスにより、開発者らは自分の製品の配布と販売促進を管理することができる予定である。
オープンソース開発者らには、99ドルのプログラム料金が免除される。「一般的に認知されている」オープンソースライセンスのいずれかの下でソースコードを一般公開するアプリケーションが、これに該当する、と同社は述べた。
また同社は、開発者が自分のwebOSプリケーションを作成、テスト、配布し、フィードバックを得ることを支援するためのサポートプログラムも設ける計画である。このプログラムには、クラッシュログやアプリケーションの使用方法に関する情報が含まれる予定である。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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