Mozillaの「Firefox」用アドオン「Weave」の主な機能は、タブ、ブックマーク、履歴など、ブラウザの持っているさまざまなデータを、異なるPC上のブラウザ間で同期できるというものだ。最新の「Weave version 0.7」では同期コンポーネントが大幅に見直され、セットアップおよび設定のインターフェースを改善するとともに、インクリメンタルダウンロードのサポートを追加している。
Weaveは、FirefoxとMozillaのモバイルブラウザ「Fennec」の間でもデータを同期できる。
旧バージョンと比べて、1台目のコンピュータへのインストールプロセスがずいぶんすっきりしたが、セキュリティに関する疑問はまだ解消されていない。インストールウィザードは変更され、タブと組み合わせた黒色のオーバーレイウィンドウに情報が表示されるようになった。
Mozillaによると、インクリメンタルダウンロードでは、ダウンロードするサイズを小さくしておいて後でまとめることにより、メモリとネットワークの占有量を減らすことができるという。同期設定を変更するには、以前と同様に「about:weave」と入力してPreferencesをロードし、「Tools」タブのドロップダウンメニューから「Start Over」を選択する必要がある。試してみたところ、うまく同期できない設定項目も多かったが、これはインストールされている他のアドオンとの競合が原因かもしれない。
Weaveの開発は2007年末に初めて発表されたが、軌道に乗り始めたのは2009年に入ってからだ。それ以来Weaveは、「Opera」などの他のブラウザがしばらく前から備えていた複数の便利な機能を搭載してきている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス