日本コカ・コーラは9月7日より、缶コーヒー「ジョージア」のプロモーションをPlayStation Home上で展開している。ジョージア専用エリア「ジョージア ブレイクステーション」をPlayStation Home内に設けてユーザー同士が交流できるようにしたほか、専用のアバターアイテムなども配布している。
これは、コカ・コーラが展開している「NEWジョージアカタログ」キャンペーンの一環だ。このキャンペーンは、ジョージアに付いているシールのポイントを貯めることで、抽選で新型PlayStation 3などの商品が総計1000万人に当たるというもの。同社によると、過去最大級のプロモーションになるという。
PlayStation Homeは、ソニー・コンピュータエンタテインメントのPlayStation 3からインターネット経由で利用できる3D仮想世界だ。ユーザーはそれぞれアバターを作って世界の中を移動したり、ほかのユーザーと会話したりする。2008年12月にベータサービスを開始し、8月末時点でのアプリケーションダウンロード数は750万件という。ただ、新型PlayStation 3の発売に伴って新規ユーザーの伸びが倍になっているといい、9月中には800万件を超える見通しとのこと。また、日本のユーザーは全体の1割程度という。
コカ・コーラはまずPlayStation Homeの中心にある「ホームスクエア」にコカ・コーラの自動販売機を置き、そこからジョージア ブレイクステーションに移動できるようにした。ジョージア ブレイクステーションは落ち着いた雰囲気のカフェをイメージしたデザインで、特別なアバターアイテムや、現実の自動販売機で使えるクーポンなどを入手できる。
アバターアイテムは、コカ・コーラのモバイルサイト「コカ・コーラ パーク」のキャンペーンコーナー「ジョージア ポイントプログラム」内にある「GEORGIAスペシャルスロット」で、プログラムコードを入手することで手に入る。アバターはジョージア缶のほか、テレビCMで出てくる作業着や、イメージキャラクターである片瀬那奈さんが着ているドレスをイメージしたコスチューム、コカ・コーラの自販機などがある。
このほか、時間によってホームスクエア内にジョージア缶の衣装を着たスタッフが登場してキャンペーンをアピールしたり、時期によってもらえるアバターアイテムを変えたりする試みも計画しているという。
PlayStation Homeでキャンペーンを展開する狙いについて、コカ・コーラは「利用ユーザーに20代、30代が多く、ジョージアがターゲットする層と合っているため」と説明。また、限定のアバターアイテムを配布することでユーザー間で話題になったり、アイテムを手に入れるためにユーザーがモバイルサイトに何度も訪れたりすることを期待しているとした。なお、ジョージア ブレイクステーションはキャンペーン終了後の12月17日まで開設している。
(C)2009 Sony Computer Entertainment Inc.
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