ビクター、ウッドコーンをモデルチェンジ--振動板新構造で音場感をアップ

加納恵(編集部)2009年09月09日 12時27分

 ビクターは9月9日、振動板に木材を採用したウッドコーンスピーカーに新製品を発表した。システムオーディオタイプ3機種と単品スピーカー2機種を発売する。いずれも価格はオープン。9月下旬から順次販売される。

 新製品は、システムオーディオ「EX-A150」「EX-AR7」「EX-AR5」と、単品スピーカー「SX-WD50」「SX-WD30」の計5機種。EX-A150は、スピーカー「SX-WD150」、DVDプレーヤー「XV-A150」、アンプ「RX-A150」として単品販売もされる。

 全機種ともに、スピーカーの振動板部分に木を用いたウッドコーンスピーカーを採用。振動板やキャビネットに改良を施すことで、前機種に比べ、再生音を改善しているという。

 EX-A150は、2ウェイのウッドコーンスピーカーをセットアップしたDVDオーディオ。アンプには独自の高音質デジタルアンプ「DEUS」を搭載するなど高音質設計が施されているとのことだ。スピーカー部はコーン背面にチェリー材の異方性振動板を装着することで、音場感をアップ。センターキャップ部にもチェリー材を繊維方向に対して水平に配置することで、低音の解像度を高めたという。オプションとしてiPod用ドック「AC-RS5」(店頭想定価格:1万円前後)も用意される。発売は9月下旬から。店頭想定価格は14万円前後となる。

 EX-AR7は、限定モデル「EX-AR3 LTD」の外観を変更したモデル。A150同様に、異方性振動板を採用するなど、音場拡大と解像度の向上を実現しているとのこと。MP3録音機能も内蔵する。発売は10月上旬から。店頭想定価格は12万円前後となる。

 EX-AR5は、SX-WD150を小型化し、11cmのスピーカーをウーファーとしてではなくフルレンジスピーカーとして使用することにより、コイルの影響を最小限に抑え、高音質を実現したとのこと。圧縮オーディオ信号を高音質化する独自の高音質化技術K2テクノロジーも採用している。発売は10月上旬から。店頭想定価格は10万円前後となる。

 単品スピーカーのSX-WD50は、異方性振動板を採用した11cmウーファーと2cmのドームトゥイーターを採用した2ウェイモデル。店頭想定価格は6万円前後となる。チェリー材キャビネットを採用したSX-WD30は、フルレンジならではのバランスの良い再生が特徴。店頭想定価格は4万円前後なる。いずれも11月上旬に発売。スピーカーケーブルも付属される。

  • 「EX-A150」

  • 「EX-AR5」

  • 「SX-WD30」

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