Googleの「Android Market」が刷新される。
GoogleのEric Chu氏は米国時間9月3日、間もなく登場するAndroid向けアプリケーションストアの次期バージョン1.6において、いくつかの新機能が追加されることをAndroid Developersブログで明らかにした。
開発者は、スクリーンショット、アイコン、解説などを提供することで、自作アプリケーションをより効果的にプロモーションやアピールできるようになる。
Chu氏によれば、「スポーツ」「健康」「テーマ」「コミック」という4つの新しいアプリケーションサブカテゴリが追加されるという。開発者は、新作と既存のアプリケーションの両方について、これらのサブカテゴリに分類することが可能だ。
Chu氏はその理由を明らかにしなかったが、イタリアのAndroidアプリケーション開発者は、特別な配慮を受けている。イタリアの開発者は、パブリッシャーのサイトを呼び出して、自作アプリケーションをアップロードし、現在顧客が有料アプリケーションを購入可能なすべての国の中から、特定の国をターゲットにすることができるようになる。
Chu氏がブログとともに発表した動画では、更新されたインターフェースに(うわさ通り)「Top Paid」「Top Free」「Just In」などの新しいボタンが追加されていることや、画面の右上に検索ボタンが配置されていることが分かる。
Googleは、Appleの「iTunes Store」に相当するAndroid版のアプリケーションストアとして、1年前にAndroid Marketを公開した。それ以来、Googleは同ストアで自作アプリケーションを発表する開発者を引きつける努力をしている。開始当初は、無料のアプリケーションのみが公開されていた。しかし、Googleは1月、より多くの開発者に参加してもらうため、Android Marketで有料ソフトウェアを販売できるようにした。
そのほかにも、優れたアプリケーションを開発したプログラマーに賞を贈る年次の「Android Developer Challenge」を設けるなど、Googleは開発者を引きつけるためのさまざまな方策を実施している。
しかし、AdMobが先日発表した調査結果によると、Android搭載携帯電話の所有者のうち、アプリケーションを購入したことのある人は半分に満たないという。購入しない人はその理由として、魅力的なアプリケーションが少ないことや、支払い方法が限られていることなどを挙げている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。 原文へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス