経済産業省は今秋にも携帯電話の回収事業に本格的に乗り出す。エコポイント制度同様に、消費者にインセンティブを付与する制度を始める。
同事業は、携帯電話やPHSに含まれる、金、銀、銅、パラジウムなど希少価値の高い有用金属を、使用済み端末から回収し、再利用することが狙い。現在では、販売店などが自主的に回収を行っているが、エコポイント同様に消費者にポイントを還元することにより、実行効果をより高めたい考えだ。
経産省では、9月1日までの間、同制度の実証事業の委託先事業者を募集。9月中にも事業者を選定、11月をめどに事業を開始し、2009年度いっぱい実証をする予定だ。
同省では事業費として、2009年度補正予算で約5億円を計上。販売店を窓口に使用済み端末を回収し、2009年度内に1000万台の回収を目指す。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」