ニューヨーク発--オンラインビデオ新興企業であるBlip.tvは米国時間7月28日、広範囲にわたるインフラストラクチャとパートナーシップを明らかにした。同社最高執行責任者(COO)のDina Kaplan氏によると、「この1年間控えめだった」のはこのためだという。
Blip.tvのオフィスがある当地で朝食会が28日に開催され、それに伴い、ホスティングプラットフォームであるYouTubeとVimeo、地元のテレビ局であるNBC Local Media New York(同社は2008年にビデオ制作会社LX.TVを買収した)、およびセットトップボックスメーカーのRokuとの新しいシンジケーション提携が発表された。また同社は、TiVo、ソニー、Verizon Fiosとの既存の提携関係も拡大した。スタンドアロンのビデオではなく、エピソードプログラム向けのホスティング、配信、マーケティングプラットフォームを望む、ビデオプロデューサーやクリエーターをターゲットとするBlip.tvは、iTunes、AOL Video、MSN Videoなどともすでに提携している。
同社の最高経営責任者(CEO)であるMike Hudack氏は記者会見で、「今日まで、Blipはビデオインターネットの半分にリーチしていると、われわれは述べてきた」と述べた。「今日、おそらくわれわれはビデオインターネットの約80%にリーチしているだろうと発表できうれしく思う」(Mike Hudack氏)
Blip.tvは、Hudack氏によると、「独立系のウェブ番組を持続可能にすること」を目的に設計されており、自社のホスティングプラットフォームを稼働するとともに、パートナーサイトにも配信することにより、基本的には、メンバーが多くのプラットフォームに同時にアップロードすることができるようにしている。また、番組制作者と折半するオプションの広告プログラムを稼働している。
さらにBlip.tvは28日、メンバーがアップロードした番組を管理するための「ダッシュボード」のアップグレードを発表した。新しい機能としては、エピソードのバッチ編集、新しいパートナーであるTubeMogulによる統計と分析、FreeWheel Mediaによる強化された広告機能、およびプラットフォームにまたがるコメントと友人リクエストの管理がある。
このダッシュボードにより、メンバーは一連のチェックボックスを用いて、自分の動画をアップロードしたいプラットフォームを選択し、一連のグラフで視聴や売り上げを追跡し、広告の組み込みを選択することができる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ
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