海外向けサービスについても以前から展開しており、2007年7月には在日外国人向けのQ&Aサイト「OKWorld」を開設。その後はOKWaveの英語・中国語ベータ版を公開するなどしてきた。オウケイウェイヴ代表取締役社長の兼元謙任氏は今後のビジョンとして「2010年10カ国語、100カ国でのサービス展開」を掲げており、今回の新サービスもこのビジョンに基づいたものとなる。
今回の提携では、在日中国人向け中国語紙「中文導報」を国内で発行する中文産業と、東京と北京に拠点を持ち、IDCの運営やSEOを手掛ける青山データセンターが互いのノウハウを活用。オウケイウェイヴのプラットフォーム上で共同マーケティングや広告商品の開発・販売を行う。サービス開始当初は中文産業が在日中国人の集客やコンテンツ開発を進め、青山データセンターが在中日本人の集客や中国版Google向けのSEOなどを担当する。
またオウケイウェイヴでは、中国には興味があるが、中国語ができないというユーザーを対象にした日本語のQ&Aサイト「教えて!中国 なんでもQ&A」も同日に公開した。オウケイウェイヴでは将来的に両サイトを統合することも予定する。
OKWave Chinaの収益源は広告とASP提供の2つが中心になる予定。中国でウェブ広告の主流となっているバナーをはじめ、リスティング広告や独自開発のQ&Aマッチ広告などを導入するほか、中国国内のポータルサイトやメディアに対してASPの提供を行うとしている。3社では初年度会員数200万人、月間ページビュー5000万を目指す。
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