トランスコスモスは7月15日、ウェブ広告の間接効果を分析し、ウェブ広告運用の最適化を提案するレポートサービスを提供開始した。グループ企業であるネットレイティングスと共同開発のアクセス解析ASPサービス「クロスセンサス」と、ダブルクリックの広告配信ソリューション「DART」を活用したもの。
コンバージョン(成果)には至らなかったが、その後のコンバージョンに繋がったクリックを意味する「ポストクリック」と、ウェブサイト上で広告を見たものの、クリックなどの行動を起こさなかったユーザーが、後になって改めて広告主サイトを訪れる「ポストインプレッション」に特化した分析を行い、広告主企業にレポートを提供する。
ポストクリック分析では、ユーザーのバナー広告への接触や検索行動などの流入行動とサイト内行動を捉え、ユーザーの行動に影響を与えたページを計測。ポストクリック効果をダイレクトクリック、ファーストクリック、ミドルクリック、ラストクリックなどに分類し、コンバージョンに至ったユーザーの属性情報と購買内容を紐付けて分析を行う。
一方、ポストインプレッション分析では、DARTを活用し、ウェブ広告の効果を数値化するとともに、ネットレイティングスがもつインターネット視聴率データ、各業界のウェブ広告出稿データをあわせて分析。ポストインプレッションと検索キーワードを関連付けるなど、興味関心を促した時点からコンバージョンに結びつくまでを分析する。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」