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フラットパネル、08〜16年の年平均成長率は1%--ディスプレイサーチ調査

文:Lance Whitney(Special to CNET News) 翻訳校正:編集部2009年07月13日 12時30分
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 新しい報告書によると、フラットパネルディスプレイの販売による収益は、2008〜2016年に年間わずか1%しか伸びないことが予測されるという。

 市場調査企業NPD Group傘下のDisplaySearchが米国時間7月9日に発表した今回の報告書の予測は、過去8年間における年間20%の成長率とは非常に対照的なものとなっている。

 2009年の収益は、景気後退の影響を受け、前年比20%減となるという。収益は2010年には回復し、2009年比13%増になると予測されている。

 DisplaySearchは、フラットパネル市場全体としては、2009年の826億ドルから2016年には1115億ドル規模にまで成長すると予測している。

 フラットパネル市場の最大の割合を占める液晶テレビは、2016年に売上高371億ドルに達し、それまでの間、ほとんど収益の増加が見込めないと予測されている。

 DisplaySearchは、「価格が低下し、50(インチ)未満の製品に対する需要は減少するために売り上げは伸びない」と予測している。

 デスクトップモニタとプラズマテレビの収益の年間成長率は、2016年までにそれぞれ6%および7%減少すると予測されている。

 しかし悪い予測ばかりでもない。携帯電話向けフラットパネルの売上高は年間6%増加し、2016年の売上高は208億ドルを超えると予測されている。ノートPC向けディスプレイの収益は年間3%増加し、2016年には150億ドル近くになるとされている。

提供:DisplaySearchのチャート。CAGRは年平均成長率(compound annual growth rate)の略。

 新しい技術ほど、高い成長率が見込まれている。

 液晶テレビよりも薄く、消費電力の低いOLEDテレビの収益は、2016年まで毎年140%増加すると予測されている。またノートPC、電子ブックリーダ、デジタル写真フレームといったより小型の機器も、収益増加が期待される。

 DisplaySearchの戦略分析担当バイスプレジデントを務めるDavid Barnes氏は声明で、「(フラットパネルディスプレイ向け)フラットパネルの全体的な展望は思わしくないが、長期的にはいくつか期待できる分野が存在する」と述べた。「電気泳動技術およびOLED技術が、長期的には他のディスプレイ技術よりも大きく成長すると、われわれは期待している」(Barnes氏)

 回復が望めない分野の1つはCRTである。DisplaySearchは、デスクトップモニターメーカー向けのCRTの出荷は2009年のうちに停止すると予測している。

 テレビ向けCRTの収益は、特に液晶テレビやOLEDテレビの価格の低下を受けて、2008年から2016年の間に年間34%減少することが予測される。

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この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ

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