三洋電機は7月8日、取り外し可能なHDD「iVDR」に対応したデジタルチューナー「repoch IVR-S100M」(IVR-S100M)を発表した。三洋電機初のiVDR製品となる。発売は9月1日から。価格は6万1950円。
IVR-S100Mは、iVDR挿入口を1個備えた、地上、BS、110度CSデジタルチューナー。iVDR内に番組を録画でき、デジタルレコーダーとしても利用が可能だ。本体には日立マクセル製の160GバイトiVDRカセットが同梱される。
三洋電機コンシューマエレクトロニクス事業推進部部長の佐々木慶宏氏は「IVR-S100Mは、アナログテレビを大切に使いたい方、2台目、3台目のレコーダーが欲しい方、小さなレコーダーが欲しい方などに向けて開発した。地上デジタルチューナーを買い足すことで、2011年以降もアナログテレビを使用することができ、デジタルテレビに買い替えた際もそのまま利用できる」と製品コンセプトを話した。
本体サイズは高さ41mm×幅230mm×奥行き170mmのA5サイズ。データ放送、双方向サービスには対応していないが、EPG、字幕放送の取得は可能だ。録画モードはハイビジョン画質、標準画質の2モードを用意し、同梱の160GバイトiVDRには、ハイビジョン画質で約20時間の録画ができる。
2009年秋には、「アクトビラ ビデオ・フル」「アクトビラ ビデオ」「アクトビラ ベーシック」へのアップデートも予定されている。「アクトビラ ビデオダウンロード」に関しては、アップデート予定としながらも時期は明らかにしなかった。
三洋電機では、2002年3月からiVDRの普及促進を目指す「iVDRコンソーシアム」に参加し、ボードメンバーとして活動をしてきた。この時期に商品化を決めた経緯として「何度か商品化を検討してきたが、タイミングを見ていた。地上アナログから地上デジタルへと切り替わる今こそ、必要だと思い商品化した」(佐々木氏)とした。
今後は、iVDR商品の第2世代としてインターネット接続を考慮した製品や、第3世代としてホームネットワーク接続などを加味した商品化に取り組んでいくとしている。
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