PCPro UKは、Novellが「オープンソースアプリケーションストア経由で多様なオープンソースソフトウェアを一般ユーザーに」提供することを検討していると報じている。
Novellは、オープンソースアプリケーションストアは、特にネットブックに関心を抱くユーザーに利便性をもたらすと考えている。これは確かに理にかなっているようにも思われるが、オープンソースアプリケーションは、初期費用を必要としないライセンス体系をとっている場合が多いことを考えると、それがビジネスモデルの確立につながるとは考えにくい。
Novellのビジネス開発担当バイスプレジデントであるHolger Dyroff氏はPC Proに対し、「ネットブックに生じている状況とスマートフォンの状況を比べてみようと思う」と述べ、「まずは核となるエクスペリエンスがあるが、次にそのエクスペリエンスをカスタマイズする機能が必要となる。ユーザー側からは、新しいソフトウェアをクリック1つでダウンロードすることのできるオープンソースアプリケーションストアのみが見えるようにする。他のストアとは異なり、それらのアプリケーションに対して支払う必要はない。これは非常に魅力的なものとなるだろう」と語った。
「これはオープンソースを売り込む新しい手段だ」と同氏は述べる。「オープンソースの恩恵を人々に啓発するための方法でもある」(Dyroff氏)
悪い発想ではないが、オープンソースアプリケーションの推進という以外に何の利点があるのか不明だ。オープンソースを推進するのはよいが、そのような活動がNovell(あるいはその他の企業の)の収益を増加させることにつながるのかどうかわからない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ
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