Juniper Networksは、業界初となる100Gbpsイーサネットに対応したルータインターフェースカードを発表した。
Juniperは米国時間6月8日、100Gbpsイーサネット対応インターフェースを公開した。このカードは、Juniperの「T1600」コアルータの一部として販売される。T1600は、主に通信接続業者を対象とする高性能製品だが、クラウドインフラ企業や大規模な仮想化を展開する企業も利用することが可能だ。
「クラウドコンピューティングやデータセンター統合、仮想化など、(100Gbpsイーサネット)の早急な実現を必要とするトレンドが次々と出てくるなかで、(100Gbpsイーサネット)の登場は必然だった。それがいつになるのか、ということが分からなかっただけだ」とJuniperのハイエンドシステム担当ゼネラルマネージャーであるOpher Kahane氏は声明で述べた。
100Gbpsイーサネットの規格は、まだ発表されていない。同規格は現在、40Gbpsイーサネットと併せて、IEEEの「P802.3ba」イーサネット作業部会が策定している段階である。最終的な規格の発表は、早くても1年後になる予定だ。既存のイーサネット規格で最も高速なのは、10Gbpsである。
Juniperによると、同社の100Gbpsイーサネット対応インターフェースカードは、「2009年末までに顧客のパイロット(試験)ネットワークに導入される予定」だという。しかし、同製品が規格確定前にリリースされる理由については、Juniperは何も明かさなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ
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