「携帯電話ひじ」の発生、医師らが確認--携帯電話の長時間使用はひじに負担

文:Dong Ngo(CNET News) 翻訳校正:編集部2009年06月03日 13時04分
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 携帯電話の使用とそれが脳に与える悪影響の関係については、まだ議論の余地があるが(個人的には信じたくはない)、脳以外にも、常時接続の利便性による代償を支払う体の部分がもう1つ存在するかもしれない。つまり、ひじである。

 健康に関する報告によると、「携帯電話ひじ」と呼ばれる症状が医師らにより確認されている。肘部管症候群としても知られる症状だ。

 基本的には、尺骨神経の圧迫によりひじに生じる痛みのことである。この神経症状は、ひじを不自然に曲げたままの状態で長時間過ごすことにより生じ得る。例えば、人間工学に沿わない姿勢でコンピュータを使用するとか、最もよくあるケースは、電話を耳にあてた状態を保つことである。筆者はその両方を同時にしていることも多い。

 医師らによると、この症状が、技術、特に携帯電話への依存度が高い人々の間でますます一般的な問題になってきているという。この症候群は、慢性的または周期的なひじの痛み、ちくちくした指の痛み、さらには手の力や制御機能の低下へと発展する。

 ハンズフリー機器なしで携帯電話を使用する場合、ひじは通常、90度以上の角度で固定の不自然な姿勢を保つ。一般的に、ひじは1度に10分間以上曲げた状態を維持するようにはできていないと医師らは警告する。

 他にももちろん、便利な機器に関連する疾患に対する同様の警告が発せられている。例えば、肘部管症候群ほど一般的ではないと思われるが、いわゆる「BlackBerry Thumb」という症候群がある。スマートフォンの小さなキーボードへのタイプ入力から生じる反復過多損傷のことである。

 個人的に筆者は、「cellbow(携帯電話ひじ)」に関する報告にはっとさせられた。ひじが体から変に切り離されているかのような激痛をひじに感じたことが何度かあり、それで電話を切ったことが1度あるからだ。その後で、ねじまわしを操作しづらくなるという状態も経験したことがある。

 医師らによると、肘部管症候群が悪化すると手術が必要となる場合もあるという。幸い、ほとんどのケースでは、習慣を変えることで治すことができる。

この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ

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