インフィニティ・ベンチャーズLLPは6月3日、日本および中国のネット、モバイル関連ベンチャー企業への投資を行うベンチャーキャピタルファンド「IVP Fund A, L.P.」および「IVP Fund B, L.P.」(IVP Fund)をとりまとめ、投資活動を開始すると発表した。
IVP Fundの出資者はディー・エヌ・エーやミクシィ、オプト、ピー・アンド・エーのほか、日本および中国のネット、モバイル企業の経営者。2009年5月末時点でのファンド規模は約12億円で、2009年末には約50億円規模への拡大を狙う。
同ファンドでは1社あたり1億円以上の投資を実施する予定。中国のモバイル向けソーシャルネットワーキングサービス(SNS)やゲーム、国内のソーシャルアプリケーション、拡張現実(AR)などの分野をターゲットに、事業開発や経営支援にも積極的に参加するハンズオン形式での投資を行う。なお、第1号の投資案件は7月を予定する。
インフィニティ・ベンチャーズLLPは、モバイル関連企業の経営者が集まるカンファレンス「Infinity Ventures Summit」の企画、運営やベンチャー企業への投資などを手掛ける有限責任事業組合。グロービス・キャピタル・パートナーズにてグリーなどへの投資を手掛けた小林雅氏、アドビにてアジアを中心としたベンチャー投資経験を持つ田中章雄氏、シーエー・モバイルの立ち上げを行った小野裕史氏ら3人が共同代表パートナーを務める。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」