ヘッドホンとデジタルプレーヤーを一体化、ソニー「WALKMAN W」

加納恵(編集部)2009年05月26日 14時00分

 ソニーは5月26日、デジタルプレーヤー「WALKMAN」シリーズにおいて、ヘッドホン一体型の「WALKMAN W NWD-W202」(NWD-W202)を発表した。ケーブルレスでの音楽環境を提供する。発売は6月13日。価格はオープンだが、店頭想定価格は1万前後となる。

 NWD-W202は、2Gバイトメモリを内蔵したヘッドホン一体型の音楽プレーヤー。ヘッドホン部にメモリ、操作部などが内蔵されているため、ヘッドホンのみで音楽を聴くことができる。

 ヘッドホン部には13.5mmのEXヘッドホンを採用しており、本体重量は約35g。カラーはピンク、ライムグリーン、ホワイト、ブラックの4色を用意している。

 ボリューム、シャッフルなどの専用操作部を設けたほか、再生、停止、早送りなどはジョグダイヤルで操作が可能。さらにジョグダイヤルを長押しすると「ZAPPIN」(ザッピン)という、独自の曲検索方法へ切り替わる。

 ザッピンとは、ソニーの12音解析技術を応用した曲の検索方法。内蔵されている曲のサビ(盛り上がり)部分だけを次々と再生できる機能で、画面を見ることなく聴きたい曲を選択できることがメリットだという。「ZAPPINロング」と「ZAPPINショート」の2パターンが搭載されており、ロングでは40秒、ショートでは4秒ずつサビ部分を再生する。

 本体には音楽管理ソフト「SonicStageV Ver.5.2」が保存されており、PCと本体をUSB接続することで利用が可能。ただし、ドラッグ&ドロップによる楽曲転送もサポートしており、転送したい曲のフォルダやファイルの転送、削除はエクスプローラー上からも実行できる。

 なお、SonicStageV Ver.5を利用しないと12音解析は働かない。ザッピンで曲を検索する際、SonicStageから転送された曲はより最適なサビ部分が検出され、ドラッグ&ドロップで転送された曲は、一般的な盛り上がり部分を検出するとのこと。

 本体のほか、充電・データ転送用のスタンド、本体をカバーするホルダー、3サイズのイヤーピースが付属される。

 対応コーデックはMP3、WMA、ATRAC、リニアPCM、AACの5タイプ。電源には充電池を採用しており、3分の充電で90分の再生ができるほか、12時間の連続使用にも対応する。

WALKMAN W NWD-W202 「WALKMAN W NWD-W202」。画像左上からブラック、ホワイト、ライムグリーン、ピンクの4色展開

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