iPhone国内発売から10カ月。所有者を含む342名に今のiPhoneの魅力、また検討していたユーザーの諦めた理由、販売台数に影響を与えそうなゲームソフトについてアンケートを行った。iPhone所持者は4.4%(15名)、購入検討中は4.4%(15名)、購入検討したことがあるが13.7%(47名)、検討したこともないが77.5%(265名)であった。
iPhoneを所持、または購入を検討しているユーザーにiPhoneの魅力を複数回答形式で聞いたところ、「豊富なアプリ(ソフト)」76.7%、「音楽プレイヤー機能」66.7%、「ネット通信(ブラウザなど)」63.3%と続いた。
iPhone/iPod Touch向けアプリは、4月24日に世界合計10億回のダウンロードに達したことが発表されている。ゲームやツールなど様々な機能のアプリが日に数百種類も提供されている点が魅力の1位になったようだ。世界的なヒットとなったiPodが組み込まれているだけに「音楽プレイヤー機能」が2位という結果も当然なのかもしれない。
また、iPhoneを所持、購入を検討している、検討していた人にiPhoneに興味を持ったその理由を聞いたところ「本体のスタイル」が1位で59.7%、次いで「CMを見て」26.0%となった(複数回答)。
PS2やDSなどの家庭用ゲーム開発から、昨年はiPhone向けゲームアプリ「newtonica」 を発表した西健一氏がアプリ開発の魅力を語ってくれた。
Intelのチップを搭載したMacがあればすぐに開発できて、しかも作ったアプリを、App Storeを通じて世界中でリリースすることが可能というのが素晴らしい。これだけ敷居が低いということは誰でも開発者になれるということでもあり、それはクオリティが低いアプリが氾濫するという危険をはらむが、作る側としても参加するもよし、購入する側として参加するもよしというフリーマーケットみたいな自由な楽しさがある。
iPhoneは使い手だけではなく、アプリ開発者をも魅了する楽しさを持ち合わせているようだ。
調査の最後に、iPhoneに登場したらiPhoneの所持者が増えそうな人気ゲームを聞いたところ、1位はドラゴンクエストシリーズ(38.6%)、2位はファイナルファンタジーシリーズ(34.2%)、3位はモンスターハンターシリーズ(25.4%)と続いた(複数回答)。人気のゲームがゲーム機の販売を誘発したように、豊富なアプリが自慢のiPhoneもゲームなどのソフトウェアが所持者増加のきっかけになるかもしれない。
調査はブロガー向け情報サイト「ブロッチ」などネットマーケティングを展開する株式会社アイシェアが、同社の提供するサービス会員をパネラーとして行った。
■関連調査:iPhoneに関する意識調査-2008年版
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