楽天リサーチが電子マネーに関するインターネット調査の結果を発表した。調査対象は楽天リサーチ登録モニター1000人。
主に利用している電子マネーについて尋ねたところ、上位5つは、「Edy」(29.0%)、「Suica」(23.0%)、「WAON」(10.1%)、「nanaco」(9.0%)、「PASMO」(8.9%)の順となり、2年連続でEdyが利用者数1位となった。2008年7月の調査結果と比較すると、「WAON」が3.5ポイント増と利用者数を伸ばした一方、「Suica」が5.1ポイント、「nanaco」が3.9ポイント減少した。
電子マネーの月々の支払額については、「1000円未満」(21.3%)がトップで、「1000円〜1999円」(13.7%)、「1万円〜1万9999円」(12.7%)と続く。月の支払額が6000円未満という利用者が全体の約7割で、月の支払額の平均値は7356円となり、2008年より387円マイナスとなった。
主に利用している電子マネーについて、全般的な満足度を尋ねると、利用者数上位5位の電子マネーではいずれも、7割以上が「満足」と回答した。とくにnanacoは満足度8割以上(81.2%)という結果となった。また、WAONやnanacoなど、流通系の電子マネーは利用可能な店舗とサービスの結びつきが強いため、「使える店の多さ」での満足度が高いことがわかった。一方、「ポイントプログラムの内容」では、ポイント交換ができる提携先の充実度が満足度に直結する結果となり、SuicaやEdyといった提携先の多いサービスの支持が高かった。
「今後、電子マネーで支払い可能になるとよい店・サービス」の1位は「スーパー」(53.4%)で、以下「ファーストフード店」(45.5%)、「コンビニエンスストア」(45.1.%)、「自動販売機」(36.8%)となった。すでに電子マネーを使った決済を導入している店舗やサービスもあるが、日常的に利用するサービスほど、決済の煩わしさを少しでも軽減したいという思いが垣間見える。
「今後、電子マネーに期待すること」については、「利用時の特典(ポイントやマイル)の充実」が1位だった。同じ支払いに対して、プラスアルファの対価が得られることが、電子マネー利用の魅力となっているとみられる。
調査は、3月20日から21日にかけて、約160万人の楽天リサーチ登録モニターの中から、全国の20-69歳の男女計1000人を対象に行われた。
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