[ブックレビュー]今度こそ続けたくなる--「英語をやっていて、本当によかった。」

ワック
吉越浩一郎
詳細:新書 / 209ページ / ワック / 価格:¥ 920 / 著者:吉越 浩一郎 / 発売日:2009/04/14 / 外形寸法 (H×W×D):17.6cm × 11.4cm × 2.0cm / 重量:0.3 kg
内容:トリンプ・インターナショナル・ジャパンの元社長である吉越浩一郎氏が執筆した英語学習のためのノウハウ本。英語とビジネスの関係を自らの体験から解き明かす。

 英語を勉強した方がいいとは分かっている。しかし、なかなか勉強に身が入らない。その原因は、勉強方法の問題以前に、「英語ができるようになったら自分にどんなメリットがあるのか」というモチベーションを保つための根源的な疑問の答えが、明らかになっていないからかもしれない。

 本書の著者である吉越浩一郎氏は、トリンプ・インターナショナル・ジャパンの元社長で、社長在任中に「がんばるタイム」「ノー残業デー」などのユニークな仕事の効率化手法を実施し、19期連続増収増益を達成。その後も、多くの著書を出版し、講演会などでも活躍されている。そのような素晴らしい実績を持つ吉越氏が言うからこそ、実感のこもった「英語をやっていて、本当によかった。」である。

 本書では、日本人と外国人との発想の違い、外国人とのビジネスで成功するための方法など、ビジネスの現場で役立つアドバイスがたくさん書かれているが、「英語ができるとこんなに楽しいよ」という例が次々挙げられている第1章を読むだけでも、英語の勉強を今すぐにでも始めたくなるだろう。

 日本語の世界だけで生きているようでは、ビジネスチャンスも、人生を楽しむチャンスも、とても狭い範囲からしか選べない。しかし、英語ができれば、それらは世界規模の広い範囲からつかみ取ることができるのだ。

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