英語を勉強した方がいいとは分かっている。しかし、なかなか勉強に身が入らない。その原因は、勉強方法の問題以前に、「英語ができるようになったら自分にどんなメリットがあるのか」というモチベーションを保つための根源的な疑問の答えが、明らかになっていないからかもしれない。
本書の著者である吉越浩一郎氏は、トリンプ・インターナショナル・ジャパンの元社長で、社長在任中に「がんばるタイム」「ノー残業デー」などのユニークな仕事の効率化手法を実施し、19期連続増収増益を達成。その後も、多くの著書を出版し、講演会などでも活躍されている。そのような素晴らしい実績を持つ吉越氏が言うからこそ、実感のこもった「英語をやっていて、本当によかった。」である。
本書では、日本人と外国人との発想の違い、外国人とのビジネスで成功するための方法など、ビジネスの現場で役立つアドバイスがたくさん書かれているが、「英語ができるとこんなに楽しいよ」という例が次々挙げられている第1章を読むだけでも、英語の勉強を今すぐにでも始めたくなるだろう。
日本語の世界だけで生きているようでは、ビジネスチャンスも、人生を楽しむチャンスも、とても狭い範囲からしか選べない。しかし、英語ができれば、それらは世界規模の広い範囲からつかみ取ることができるのだ。
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