北極海の氷、薄くなる--NASAおよびNSIDC調査

文:Candace Lombardi(CNET News.com) 翻訳校正:編集部2009年04月08日 15時28分
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 米航空宇宙局(NASA)、そして、同局から支援を受け、コロラド大学内に設置される米雪氷データセンター(NSIDC)は米国時間4月6日、報告書と衛星画像を共同で発表し、北極海の氷は面積が減少しているだけでなく、薄くなっていることを明らかにした。

 北極海盆は厚い半永久的な海氷に覆われている。この海氷は毎年冬にできる季節的な薄い氷の層に覆われる。この薄い氷の層は毎年夏になると再び融解する。

 NSIDCの報告によると、2009年の北極海における夏の融氷時期は、季節的な薄い氷が多く、厚い海氷が通常より少ない状態で始まるという。これにより、海氷がさらに融解しやすい状態なるという。

 Charles Fowler氏が率いるコロラド大学のチームは、「融解と凍結を毎年繰り返す薄い季節的な氷は、冬期に北極海の海氷のおよそ70%を占める。これは1980〜1990年代の40〜50%増加している。2年以上存続するさらに厚い氷は現在、冬期の氷の10%を構成するにすぎず、30〜40%減少している」と報告書で述べている。

北極海の海氷 左上の画像は、毎年2月末の周期における平均的な海氷の厚さを示す。右上の画像は2009年の海氷の厚さを示す。
提供:Chuck Fowler氏とJim Maslanik氏、コロラド大学/NSIDC

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加