携帯電話の各キャリアで多彩な割引サービスを用意しているが、利用者が多いのはどのサービスなのだろうか?また、割引サービスはキャリア選択の検討材料になるのだろうか?20代から40代のネットユーザー416名に調査を実施、回答を集計した。
各キャリアのユーザーに利用している割引サービスがあるかを聞いたところ、最もあるとしたユーザーが多かったのは「au by KDDI」で、少なかったのは「SoftBank」だった。「SoftBank」ユーザーは利用しているサービスがあるか「わからない」とした人の数値が16.9%と、「NTTドコモ」「au by KDDI」よりも2倍以上高かった。
利用されている割引サービス各キャリアの1位は、「NTTドコモ:ファミリー割引・ファミ割りMAX50(75.9%)」「au by KDDI:ダブル定額(80.0%)」「SoftBank:パケットし放題(49.4%)」で、各キャリアの特色があらわれた結果となった。
また、携帯電話を所有する際、自身でキャリアを決定したことがある人に各キャリアの割引サービスで魅力的だと思うものを複数回答形式で答えてもらったところ、1位「ファミリー割引・ファミ割MAX50(NTTドコモ)」、2位「パケットし放題(SoftBank)」、3位「誰でも割(au by KDDI)」となった。突出して人気の割引サービスやキャリアはなく、上位に入るのは利用している割引サービスと似ている傾向がみられた。
携帯電話のキャリアを選択する際に割引サービスは関係するのだろうか?「重要な検討材料になった」と回答したのは全体の30.2%。「少し検討材料になった(39.6%)」を合わせると、割引サービスは約70%の人のキャリア選択に影響を与えていたことがわかった。
また、「基本料金が安いキャリア」と「携帯電話の端末機が安いキャリア」では、性別、年代を問わず80%以上が「基本料金が安いキャリア」の方が魅力的だと回答。端末機が安いのも嬉しいのだろうが、2つを比べた場合ではランニングコストの安さがキャリア選択の重要なポイントになるようだ。
調査はブロガー向け情報サイト「ブロッチ」などネットマーケティングを展開する株式会社アイシェアが、同社の提供するサービス会員をパネラーとして行った。
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