ソケッツは携帯電話向け組み込みアプリケーションの開発やデータベース構築と、デコメールなどのコンテンツ配信を手がける。既上場の類似企業には、組み込みソフト開発のACCESSやアクロディア。コンテンツではザッパラス、アイフリークなどが挙げられていた。プラットフォーム開発とコンテンツ配信の双方を手掛ける銘柄としてプライムワークスなども意識されていた。これらは新興市場の人気銘柄であり、市場で高い評価を受けている有力企業。これもソケッツ株への前評判を高めていた。
ソケッツは上場前から高い評価を受けていたが、初値については6000〜7000円がコンセンサスとなっていた。全般相場の物色銘柄不足となっており、消去法的に目先的な資金を集めた面もある。取引開始以降、気配値を切り上げる段階で買い注文を増やしており、市場では「人気化しているのを確認してから、乗ってきた投資家も多かった」との指摘もあった。
ただ、初値形成後は一転。売り注文が増え、値幅制限いっぱいとなる初値8000円比1000円安の7000円まで売られ、そのまま初日の取引を終えた。初値が予想以上に高く付いたことで、利益確定の売りが一気に出てしまった。当面、株価は需給面の落ち着きを待つ形で調整が続くとみられる。
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