futomi's CGI Cafe製「高機能アクセス解析CGI」にクロスサイトスクリプティングの脆弱性

 独立行政法人 情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)および有限責任中間法人JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)は3月16日、futomi's CGI Cafe製「高機能アクセス解析CGI Standard版」にクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性が存在すると公表した。

 高機能アクセス解析CGI Standard版は、ウェブページのアクセスログ解析をするためのソフトウェア。今回確認された脆弱性は、高機能アクセス解析CGI Standard版 Ver 3.8.1およびそれ以前のバージョンに存在する。この脆弱性が悪用されると、ユーザーのブラウザ上で任意のスクリプトを実行される可能性がある。

 futomi's CGI Cafeでは、2007年11月23日に公開したバージョン4.0.0においてこの脆弱性を解消しており、最新版バージョンアップするよう呼びかけている。

 なお、この脆弱性の危険度については、以下のように分析している。

  • 攻撃経路:インターネット経由からの攻撃が可能(高)
  • 認証レベル:匿名もしくは認証なしで攻撃が可能(高)
  • 攻撃成立に必要なユーザーの関与:リンクをクリックしたり、ファイルを閲覧するなどのユーザー動作で攻撃される(中)
  • 攻撃の難易度:専門的知識や運がなくとも攻撃可能(高)

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