エムコマースは3月11日、指紋認証USBフラッシュメモリの新製品「Biocryptodisk iSecure-ProX」を販売開始した。新たに利用端末の使用制限機能を追加している。
BioSlimDiskシリーズは、指紋認証とデータ自動暗号化機能を搭載し、専用ソフトやドライバが不要なUSBフラッシュメモリ。今回発売された新製品は、第5世代目の機種となる。
iSecure-ProXでは、従来製品との上位互換性を保ちながら暗号強度をAES-256へ向上し、USBメモリから利用端末の制限ができる機能を新たに追加した。利用端末制限は、オプションソフトウェアである「利用端末登録管理ユーティリティ」との連動によって実現する。
USBメモリのデータ読み書きを許可する端末の固有情報を、あらかじめiSecure-PorXへ登録しておくことで、登録されていない端末に接続してもメモリ内のデータを読み書きできないようにする。これにより、重要なデータの不正コピーを未然に防ぐことが可能になるという。
また、iSecure-ProX内のフラッシュメモリにLinux OSやアプリケーションを搭載し、USBブートデバイスとして利用することもできる。PCにiSecure-ProXを接続して指紋認証することにより、シンクライアント環境を実現できるという。
OS起動前に指紋認証ができ、接続先のクライアントPCのハードディスクには一切アクセスをしないため、高度なセキュリティ環境を実現できるとのことだ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス