インターネット電話(VoIP)事業者のSkypeは現地時間3月3日、SpinVoxと提携して、音声をSMSに変換するサービスを提供すると発表した。4カ国語に対応する。
これにより、WindowsおよびMacを利用するSkypeユーザーは、ボイスメール受信時にアラートを受け取る際の選択肢が1つ増えたことになる。この選択肢以外には、メッセージが残された際に、ボイスメールメッセージのアラートをメールアドレスに送信したり、SMSを使って携帯電話に送信したりするものがあった。
メッセージを音声からテキストに変換するサービスは決して安くない。ユーザーはメッセージ1件につき25セントを支払うことになる。ここには標準のSkypeのテキストメッセージ料金は含まれていない。また、長いボイスメールを最大3通に変換して受け取ることが可能となる。ボイスメール全体が3通のテキストメッセージに収まらない際は、メッセージが切り取られる。また例えば信号の品質が悪いなどの理由でメッセージが不明瞭であるか、変換できない場合でも、SpinVoxとSkypeは失敗した変換に対して課金をする。
理解できなかった単語は、メッセージ本文でクエスチョンマークかスペースに変換される。コストを気にするユーザーへの朗報として、高額な請求を防ぐためのオプションがいくつか容易されている。ユーザーはSkypeのどの連絡先からのボイスメッセージを変換するかを設定することが可能で、まったく融通が利かないサービスというわけではない。メッセージはメッセージの受信から10分後に配信されるので、ユーザーが数分間デスクを離れている間にテキストを受け取ってしまう心配はない。1日あたりのボイスメールのやりとりの上限を設定するオプションもある。これに関する明らかな問題は、必ず受けとらなければならないボイスメールが失われることであるが、少なくともオプションとしてはある。
Skype向けSpinVoxは、英語、スペイン語、フランス語、ドイツ語をサポートする。また、SpinVoxが現在サポートしているイタリア語とポルトガル語を組み込む計画もある。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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