フィッシング対策協議は2月23日、2008年7月から9月期におけるフィッシングの動向をまとめた「フィッシング対策協議会4半期レポート」を発表した。この四半期の日本国内のフィッシング報告件数は27件で、4月から6月期の6件から大幅に増加したという。
フィッシングサイトの報告内訳は、7月が2件、8月が5件、9月が20件となっている。国内の事業者ブランドをかたったものとしては、8月および9月にUFJ cardをかたるフィッシング事象が報告された。8月に確認されたメールは文字化けしていたが、9月には日本語で書かれたメールとなり、利用限度額引き上げのためにカード情報を登録する偽サイトに誘導しようとしていた。
また9月には、他に「Yahoo! オークション」をかたるフィッシングメールも数多く報告された。日本の金融機関をかたるフィッシング事例としては、2007年8月以降オンラインバンキングのものが報告されたが、その間クレジットカードをかたる事例は観測されていなかった。8月と9月にUFJ cardをかたる事例の報告があったことから、クレジットカードのブランドをかたるフィッシングにも注意を怠らないよう呼びかけている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?