Alcatel-Lucentは現地時間2月16日、スペイン・バルセロナで開催中のMobile World Congress 2009にて、他社と共同で、次世代の無線通信技術の開発を推進していくことを発表した。
Alcatel-Lucentは「ng Connect Program」(ngは次世代を意味するNext Generationの略)という名称の取り組みの下、端末メーカーやコンテンツプロバイダー、アプリケーション開発者など、次世代の無線通信技術に関心を持つ企業を結びつけていくと説明する。
同社の声明によると、ng Connect Programは、4G、Long Term Evolution(LTE)、その他の超高帯域技術など、さまざまな次世代技術に取り組むという。
すでに、Samsung、Hewlett-Packard(HP)、Buzznet、chumby、Connect2Media、Total Immersion、TuneWiki、Words & Numbersなどの企業が参加している。
Alcatel-Lucentによると、ng Connect Programは、携帯電話、車、コンピュータなどを利用するユーザーに「シームレスなブロードバンドエクスペリエンス」をもたらすという。目的は、ユーザーが多くのコンテンツをストリーミングし、モバイル環境でアプリケーションを動かし、容易にコミュニケーションすることを促進することにあると説明している。
次世代無線技術の開発は、ネットワーク事業者の収益増加を支援するもので、他のサプライヤー企業は「収益基盤を拡大できる」とAlcatel-Lucentは認めている。
このような拡大は、新しいアプリケーションを組み込み、新しい端末とソフトウェア技術を利用し、運用に向けて準備ができたシステム、あるいは「事前統合された」システムを促進することで実現につながると述べている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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