バブル崩壊以来となる深刻な不況の影響か、ここ最近は「レンタル」や「シェアリング」の需要が伸びているらしい。ネットユーザーの関心度や動向はどうなっているのか、20代から50代を中心とする428名の回答を集計した。
「レンタル」「シェアリング」のイメージについて複数回答形式で答えてもらったところ、「経済的」が74.1%と最も多く、2位の「エコ」や「便利」の28.0%を大きく上回った。
「レンタル」「シェアリング」について調べたことがあるかとの問いに「調べたことがある」と答えたのは18.9%。しかし「興味はあるが調べたことはない」とした41.8%と合わせると、全体の60.7%が関心を持っており、40代では64.7%、50代では73.9%と、高い年代ほどその比率は高まった。
「レンタル」「シェアリング」について「調べたことがある」と回答した人に、何で調べたかを複数回答形式で聞いたところ、「パソコンからインターネットで調べた」が95.1%で圧倒的に多く、男女別でも共に90.0%を超える結果となった。
「レンタル」「シェアリング」に興味がある具体的なアイテムを複数回答形式で聞いたところ、トップは「車」の55.6%、次いで「本」が30.9%、「電化製品」が23.5%、「ベビー用品」が21.0%の順。
乗る頻度により所有するよりも節約が見込めるレンタカーやカーシェアリングをはじめ、低価格で気軽にレンタル可能な本、必需品ではあるものの利用期間が限定的なベビー用品などにユーザーの関心が集まった。
男女別に見ると、「車」は女性47.2%に対して男性が62.2%、「ベビー用品」は男性が15.6%に対して女性が27.8%とそれぞれ10〜15ポイント程度高く、性別による意識の違いもうかがえた。
さらに、「レンタル」「シェアリング」について調べた後、実際に「レンタル」や「シェアリング」をしたものがあるかについて聞くと、30.9%が「ある」と回答。
このうち、実際に「レンタル」「シェアリング」したものをすべて答えてもらったところ、「車」がトップで44.0%、以下2位が「ベビー用品」で28.0%、3位が「本」で24.0%の順。関心度では3位だった「電化製品」の利用者は少なかったものの、ユーザーが興味を抱いたアイテムが上位を占める結果となった。
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