Verizon Wirelessは、同社ブロードバンドネットワークを使用する家庭用インターネット電話と同社の携帯電話サービスを統合した新製品の発売に向け準備を進めている。
「Verizon Hub」と呼ばれるこの新しい電話システムは、ブロードバンド回線経由でインターネットを使った家庭用電話サービスを提供するもので、いかなるブロードバンド回線にも対応している。また同システムは、Verizon Wirelessのサービスも統合されているため、ユーザーは家庭用電話から直接ショートメッセージサービス(SMS)のテキストメッセージを送受信したり、「Chaperone」や「VZ Navigator」などの位置情報サービスを利用したりすることが可能。また同システムは、オンラインカレンダーやMicrosoft Outlookと同期化する連絡先リストなどの追加的なウェブベースサービスも提供する。
このサービスは、家族や同じ家で暮らす人々に従来の銅線を主体とした電話システムに代わる新しいシステムを提供することを目的としている。
Hubは米国時間2月1日からVerizonの小売店で販売される予定。価格は、50ドルのリベートが適用された場合は199ドルとなる。顧客は、月額34.99ドルの2年契約を結ばなければならない。この月額サービス料金には、無制限の市内通話および米国、カナダ、プエルトリコの長距離通話が含まれる。このサービスは、Verizon Wirelessの顧客にのみ提供され、統合された携帯電話サービスはVerizon Wirelessの携帯電話にしか対応していない。Verizon Hubは、Verizon Wirelessの「IN Calling」プランの一部になると見られている。そのため、Verizon Wirelessの加入者は、Hubにテキストメッセージを無制限に送信可能だ。また、Hubにかけた通話は、「Anytime Minute」の通話時間には算入されない。
Hubにはコードレス受話器が付属しており、普段は7型タッチスクリーンディスプレイを備えたドッキングステーションの上に置いておく。ユーザーはこのタッチスクリーンから、ニュース、スポーツ、交通情報といった、いくつかのインターネットウィジェットにアクセス可能。またこのスクリーン上でカレンダーの管理やVerizon Wirelessの携帯電話とのテキストメッセージのやり取りが可能だ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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