Mozillaは米国時間1月19日、ブラウザ内コマンドラインツールのような拡張機能「Ubiquity」の最新版を発表した。機能強化の多くは「安定性」の改善を目的としたものだが、外観もダークカラーに大きく改善されている。シンプルなCSSを利用した新しいスタイリングシステムにより、誰でも概観を変更できるようになった。製品が成熟するにつれ、ユーザーがデザインしたテーマがアドオンサイトに加わるかもしれない。
新版では外観を一新したことに加え、「Firefox 3」の「awesome bar」と同じ技術が取り入れられている。これはユーザーが過去に利用したコマンドの一部を記憶する技術で、コマンドの入力にかかる手間を省いてくれる。たとえば、Ubiquityに元から入っている、Wikipedia内検索の機能を頻繁に利用する人は、Ubiquityで「w」と入力すれば、頻繁に利用するオプションとしてこの拡張機能が表示されるだろう。
まだUbiquityを使っていないのなら、最新版を試してみることをお勧めする。これまでのリリースからかなり進化しており、使い方を覚えれば本当に役に立つ。また将来のバージョンは、さらに使いやすくなり、技術に明るくない人でもアプローチしやすいものになるだろう。なお、Mozillaは現在、コンテキストメニューのように、マウスでメニューコマンドを容易に選択できるよう強化を図っているところだ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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