大画面薄型テレビ市場、シャープがソニーを抜き初の年間シェア首位獲得

 2008年の40V型以上の薄型テレビ販売台数シェアで、シャープが首位の座を獲得した。シャープが40V型以上の薄型テレビ市場で年間シェアNo.1になったのは初めて。大画面薄型テレビ市場は、06年以降ソニーがトップを維持してきたが、08年はシャープが躍進、30.8%にシェアを伸ばし、30.2%のソニーを僅差でかわした。

●40V型以上の大画面は、シャープとソニーで6割占める

 40V型以上の薄型テレビ市場は、06年以降ソニーが販売台数シェア30%台を占めて他社を引き離し優位に立っていた。2位は、パナソニックが25%前後でソニーに追随し、3位に20%前後のシャープが続く構図だった。しかし07年に、シャープがパナソニックを抜き2位に上昇、パナソニックは3位に後退した。08年は、シャープとソニーが30%台で拮抗するなか、22.7%にとどまったパナソニックは、上位2社に水をあけられるかたちとなった。

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