「Widget Channel」の話は聞いたことがあるはずだ。これはIntelと米Yahooが提携し、写真共有や株価情報閲覧といったウェブ機能をリビングルームのTVに取り込むためのものである。MySpaceもパートナーとしてこの取り組みに参加している。News Corp.の傘下にあり、ソーシャルネットワーキングサービスを提供しているMySpaceは、同サービスのメンバーがWidget Channel互換のTVからさまざまな機能にアクセスできるようにするための「TV用ウィジェット」を開発した。
このことは基本的に、MySpaceのウィジェットをWidget Channelの「ドック」にインストールし、拡張することで、プロフィールやステータスの更新、受信メッセージへのアクセスなど、MySpaceサイトの機能が利用可能になるということを意味している。なお、MySpaceによると、このウィジェットは、2008年後半に「Data Availability」イニシアチブから改名した「MySpaceID」プロジェクトによって開発されたものだという。
つまり、このウィジェットを用いることで、自宅のTVでもMySpaceを利用できるようになる。これは納得できる話である--MySpaceと競合するFacebookがソーシャルネットワーキング市場をリードしているなか、MySpaceはメディアポータルとしての地位を確立しようとしているのだ。TVウィジェットは今後、素晴らしい発展を遂げる可能性がある。例えば「MySpace Music」のプレイリストは家庭のエンターテインメントセンターをさらに魅力あるものにすることができるはずだ。
MySpaceは、このことを手始めとして、今後PC以外の世界へと進出していきたいと考えている。同社が米国時間1月7日に発表したプレスリリースからは、DVDプレイヤーやセットトップボックスのような機器も視野に入れていることがうかがえる。また、MySpaceは携帯電話向けの機能も強化し続けており、約1カ月前にもストリーミングビデオの視聴を可能にしている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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