文化庁メディア芸術祭の受賞作品が発表--TENORI-ON、Wii Fitなど

加納恵(編集部)2008年12月09日 19時49分
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 文化庁、国立新美術館、CG-ARTS協会から成る文化庁メディア芸術祭実行委員会は12月9日、平成20年度メディア芸術祭賞を発表した。アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門から大賞、優秀賞、奨励賞が選定された。

 文化庁メディア芸術祭は、メディア芸術の創造とその発展を図ることを目的に1997年度から開催されているイベント。アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの創作活動を広く紹介している。

 12回目となる2008年度は、世界44の国と地域から2146点が応募されたという。エンターテインメント部門では、ヤマハの新コンセプト電子楽器「TENORI-ON」が大賞を受賞した。TENORI-ONは、メディアアーティスト岩井俊雄氏とヤマハが共同開発した製品で、256個並んだLEDを操り、光と音を奏でるというものだ。

 優秀賞には、任天堂の「Wii Fit」(「Wii Fit」開発チーム代表宮本茂氏)、佐藤雅彦研究室+桐山孝司研究室/ユーフラテスが手がけた展覧会「君の身体を変換してみよ展」、映像作品「Carbon Footprint」(イギリス/「Carbon Footprint」製作チーム代表Matt CHANDLER氏)、ウェブデザイナー中村勇吾氏のウェブサイト「FONTPARK 2.0」が選ばれた。また激励賞としてウェブ制作会社バスキュール、朴正義氏のウェブサイト「Gyorol」が受賞している。

 そのほかアート部門では、大賞にMarcio AMBROSIO氏(ブラジル)のインスタレーション作品「Oups!」、優秀賞にMarkus KISON氏(ドイツ)のインタラクティブ作品「touched echo」、渡邊淳司氏/草地映介氏/安藤英由樹氏のインタラクティブ作品「Touch the Invisibles」、田口行弘氏の映像作品「Moment–performatives spazieren」、Alexander MENDELEVICH氏(イスラエル)の静止画作品「OUTSIDE」が、激励賞には海老原優氏のインスタレーション作品「insider||outsider」が選ばれた。

 アニメーション部門では、大賞に加藤久仁生氏の「つみきのいえ」が、優秀賞には湯浅政明「カイバ」、荒井知恵氏の「DREAMS」、山村浩二氏の「こどもの形而上学」、木村卓氏の「KUDAN」が、激励賞には 岡本憲昭氏の「ALGOL」が受賞した。

 マンガ部門では、大賞に一色まこと氏の「ピアノの森」が、優秀賞には槇村さとる氏の「Real Clothes」、諸星大二郎氏の「栞と紙魚子」、 さそうあきら氏の「マエストロ」、星野之宣氏の「宗像教授異考録」が、激励賞には 菊池正文氏の「Cartoon 2008」が選ばれた。

 また、功労賞としてアーティストの中谷芙二子氏が選定されている。

エンターテインメント部門大賞のヤマハ「TENORI-ON」 エンターテインメント部門大賞のヤマハ「TENORI-ON」
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