分厚い携帯電話の取扱説明書が簡略化され、詳細冊子は無償ダウンロードか有料での取り寄せに。先日のソフトバンクモバイル社の発表に端を発するこの話題、ユーザーはどのように受け止めただろうか。20代から40代を中心とするネットユーザー437名の回答を集計した。
初めて購入した携帯電話端末を1台目として、現在利用中の携帯電話端末が何台目になるかを聞いたところ「1台目」が8.9%、「2台目」が8.0%、「3台目以降」が83.1%。
携帯電話の説明書を読んだことはあるかとの問いには、85.6%があると回答し、これまでの利用台数が多いほど、読んだことがあるとした人の割合が高かった。
携帯電話の説明書を読んだことがあると答えた人に、現在利用中の携帯電話端末の基本機能について、使い方を説明書で調べたことがある項目を複数回答形式で答えてもらったところ、「着信音の設定方法」が40.4%、「留守電の設定方法」が39.6%、「マナーモードの設定方法」が37.7%、「文字入力の方法」が31.6%の順に。
あわせてエンタメ機能についても説明書で使い方を調べたことのある項目を全てあげてもらうと、トップは「カメラ」で46.0%、以下「ミュージックプレイヤー」が32.1%、「QRコード」が27.8%、「アプリ」が27.0%、「ワンセグ」が21.4%の順となった。
また、設問項目以外(自由回答)では、リモートロックや指紋認証などといったセキュリティ関連を中心に、幅広い機能が調べられていた。
ところで、ソフトバンクモバイル社は先日、携帯電話の取扱説明書のボリュームを従来の3分の1程度に抑えて簡略化すると発表したが、こうした動きに賛成とした人は46.2%で、どちらかといえば賛成とした32.7%をあわせると、全体の78.9%が賛同している。
年代別に見ると、若い世代ほど賛成派が多かった。しかし、詳細冊子が有料化されることについては、反対が60.0%、どちらかといえば反対が22.4%で、あわせると反対派が82.4%に上り、年代の高い層ほど反対派が多かった。
一方、携帯電話の説明書がウェブ化された場合、どのようにして見るかを聞いたところ、「パソコンから見る」が74.6%で最も多く、ウェブ説明書の閲覧はパソコンが主流となりそうだ。
調査はブロガー向け情報サイト「ブロッチ」などネットマーケティングを展開する株式会社アイシェアが、同社の提供するサービス会員をパネラーとして行った。
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