ニフティは12月4日、奈良先端科学技術大学院大学(奈良先端大学)との産学連携により、ブログやソーシャルネットワーキングサービス、掲示板などのCGMコンテンツに記述された個人の経験を整理、分類するための言語処理技術「経験マイニング」の応用手法を共同開発したと発表した。
奈良先端大学では、同技術の実用化に向けたデモサービスとして、商品やサービスについての購入経験、利用経験などが書かれたブログ記事を検索できるサービス「みんなの経験」を12月4日から公開した。
膨大な情報の中から有用な情報だけを取り出すことができるため、利用者は第三者の体験談を発見することができ、企業は、CGM上で自社や競合他社の商品に関する意見を述べている人や、自社ブランドのファンの経験情報を容易に発見することができるとしている。
ニフティでは、2007年4月から奈良先端大学情報科学研究科の乾健太郎准教授の研究グループと経験マイニングに関する共同研究を行っており、今回のブログ検索サービスはその成果となる。また、同サービスで対象とするブログデータについては、アクセラテクノロジの協力のもと、ブログ記事データの収集および解析を実施し、奈良先端大学に提供している。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」