イー・モバイルは11月6日、HUDPA規格を採用し、上り最大1.4Mbpsの通信が可能なデータ端末や、音楽プレーヤー機能のついた端末を新機種として発表した。
HSUPA端末はUSBデータスティック型の「D21HW」「D21LC」、PCカード型の「D21NE」の3機種。D21HWはUSB接続口が回転して収納できる点が特徴だ。また、D21LCはmicroSDスロットを備え、最大4GバイトのmicorSD HCカードを入れられる。D21HWとD21LCはWindows OSに加えてMac OSにも対応する。
上り回線が高速化することで、動画など容量の大きいファイルの送信も短時間でできるようになる。同社の実験では、2Mバイトのファイルが14秒ほどで送れたという。これまでは上り384kbpsだったが、都市部などの人口密集地域から順に対応する。11月20日時点では人口カバー率40%程度だが、2009年3月までには60〜70%にまで高めたい考え。なお、下り最大速度は7.2Mbpsとなっている。
発売日はD21HWとD21LCが11月20日、D21NEが12月上旬となる。価格はいずれもベーシックプランの場合3万6980円だ。
このほか、「通話ができるモデム」というコンセプトのUSBデータ端末「H11LC」も販売する。PCと接続して下り最大3.6Mbpsの通信が可能なほか、通話機能や音楽プレーヤーとしての機能も持つ。ただし、端末でサイトの閲覧やメールの送受信などはできない。「最低限、かつPCにない機能として通話機能を搭載した」(イー・モバイル)。同社の音声端末はモデム機能も備えているが、H11LCの場合は大きさが57gと小さいこと、価格が比較的安いことなどが特徴となる。最大8GバイトのmicroSD HCカードを入れることが可能だ。
価格はベーシックプランの場合、2万9980円。発売時期は2009年1〜2月の予定だ。
音声端末としてはストレート型の「E.T.(H12HW)」を12月より販売する。2.2インチQVGA液晶を搭載し、日本語と英語に加えて中国語でも表示、入力が可能だ。Bluetoothにも対応する。価格はベーシックプランの場合3万3980円となる。
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