「Opera Mobile 9.5」の第2ベータ版が公開に--Symbian UIQもサポート

文:Jessica Dolcourt(Special to CNET News.com) 翻訳校正:編集部(編集部)2008年10月21日 18時08分

 今週、モバイルブラウザの世界では多くの動きがあった。まず米国時間10月17日には、Mozillaが「Fennec」(開発コード)のアルファ版をリリースした。Fennecは、Mozillaが現在開発中のモバイルブラウザで、いずれ「Firefox for Mobile」としてリリースされる。また20日には、Opera Softwareが「Opera Mobile 9.5 beta 2」をリリースした。最初のベータ版からサポートしていたWindows Mobileに加え、今回はSymbian UIQプラットフォームにも対応した(現時点では、タッチスクリーンモデルのみ)。

 またOperaは、Symbian Series 60向けWidgets Managerの開発者向け版も、Opera Widgets SDKのアップデート版を通して提供開始した。

 Opera Mobile 9.5 beta 2に見られる変更点は少ないながらも一目瞭然だ。具体的には、Opera Widgetsの標準搭載、ページ読み込みの高速化、Opera Dragonflyデバッガをはじめとする開発者ツールの追加などだ。

 これらの中で、モバイルブラウジングを行う人々に最も直接的な影響を及ぼすのはOpera Widgetsだ。今回の最新ベータ版は、Windows Mobile携帯電話とUIQ携帯電話に、Twitter、AccuWeather、時計、Shopping List、さらにBubblesと呼ばれるテトリスに似たカラフルなゲームの5種類のウィジェットをインストールする。Series 60のユーザーは、上記ウィジェットのうちTwitter以外のすべてが入手可能だ。

 Operaは、携帯電話にウィジェットをダウンロードするためのショートカットボタンを追加した。そのボタンを押すとWidgets専用ページに飛び、使用中のプラットフォームで利用可能なウィジェットのリストが表示される。ユーザーがウィジェットを選択すると、携帯電話にダウンロードされる。

 独自の拡張機能を実装したのはOperaが初めてだが、MozillaがWindows Mobile携帯およびSymbian携帯向けに現在開発中のモバイル版Firefox「Fennec」でもアドオンが重視されている。Opera、Firefoxに新参のSkyfireを交えた争いが過熱する中、アドオン、全体的な速度、Flashのサポート、ナビゲーションが重要になってきていることは言うまでもない。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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