Amazon.comにおける書籍の品揃えが、より豊富に、より古く、より希少なものになろうとしている。Amazonは米国時間8月1日、絶版本などの販売を手がけるAbeBooksを買収すると発表した。
買収の金銭的条件は明らかになっていない。だが、シアトルに本社を置くAmazonによると、買収手続きは2008年第4四半期末までに完了する見込みだという。
カナダのブリティッシュコロンビア州を本拠とするAbeBooksは、1996年に創業した書籍専門のオンラインマーケットプレイスで、世界中の数千の独立系書籍販売業者が同サイトを利用し、古書や希少本、絶版本など1億1000万タイトル以上を販売している。同社は2002年に、Amazonのマーケットプレイスプログラムを通じて一部書籍の販売を開始した。これにより、AbeBooksを利用している1万3500の書籍販売業者が、Amazonのカタログに目録を掲載できるようになっていた。
Amazonによる買収後も、AbeBooksは独立した運営を継続し、各国向けのウェブサイトも引き続き管理していく予定だ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」