このサービスで個人的に惹かれた機能は「自分で探さない」という検索方法だ。これは通勤時間や所在地からマンションを探すのではなく、自分のニーズからマンションを探し出してくれる機能である。いわばレコメンデーションサービスとも言える。
「値段の上限」「住んだことのある場所」「希望エリア」「よく行く駅」「キーワード」「間取り」「居住人数」など数多くの要素からおすすめマンションを算出。おすすめ度が5つ星で表示される。
ほかにも各物件を「お気に入り物件」「資料請求済み物件」「見に行く物件」「見に行った物件」「買った物件」の5つのステータスで分類でき、マンションのブックマーク的ツールとしても利用できるだろう。運営協力は面白法人カヤックが行っている。
同じく不動産検索エンジンで意欲的な試みをしているのが不動産物件検索エンジン「いえーい」。インパクトのある名前が特徴的。実験的サイトで、早稲田大学大学院の研究室と「チームラボ」のコラボレーションの結果生まれたサービスだ。非常にユニークな試みがふんだんに活用されたサービスだが、代表的な機能としては「不動産情報の自動収集」「相関マップ検索」「「不動産のインデックス化」などがあげられる。
両者とも、カヤックとチームラボというユニークなサービスで有名な企業が手がけている点が興味深い。
このように昨今では単なる検索に止まらない不動産関連のサービスが増えている。米国などでは8000万軒以上の不動産情報を検索できる「Zillow」や不動産の売買サイト「Redfin」、ソーシャルな機能が詰まった「Trulia」など数多くの不動産サイトが多くのユーザーを集めている。
この不動産関係のサービスは、今後、日本でもますます活発になる業界の1つではないだろうか。
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