エイサーは7月10日、エイサーとしては初となるミニサイズPC「Aspire one(アスパイア ワン)」を、8月中旬より発売すると発表した。価格は5万4800円で、カラーはホワイトとブルーの2色。
Aspire oneは、重さ約1.1キロ、8.9インチの光沢ディスプレイを搭載した249×170×29mmのミニサイズPCだ。1Gバイトのメモリとインテル Atomプロセッサー N270、Windows XP Homeを搭載し、3セルの標準バッテリーで約3時間稼働するという。30万画素のウェブカメラ、USBポート×3、SDカードスロットやメモリカードスロットなども内蔵されている。
デザインにもこだわり、携帯電話の塗装などで知られる、京都にある日本写真印刷(NISSHA)のIMD(In-mold Decoration)技術「形成同時加飾転写システム」を採用。つややかな曲線を持つ独特なデザインとなっている。
思い立ったらその場ですぐにネットコミュニケーションができるよう、「持ち運べるインターネット」というコンセプトのもとに作ったこの製品を、同社では「ネットブック」と呼ぶ。
日本エイサー 代表取締役社長のボブ セン氏は、「インターネットにつながるデバイスとして、ケータイやPC、スマートフォンなどがあるが、それらは改善すべき点がある。よりPCを軽く、満足できる使い勝手、その2点を満たす商品がAspire one」と語った。
2年半前から販売を計画しており、今のタイミングになったのは高い完成度を追求した結果とした。なお、海外ではLinux版が販売されているが年内はWindowsのみとする方針。ライバル製品としては、ASUSのEee PCがあるが、「質感は差別化のポイント。コストパフォーマンスも差別化になると思っている」(ボブ セイン氏)と話した。
また、タレントの真鍋かをりさんがゲストとして駆けつけた。「ブログの女王」と呼ばれる真鍋さんは自身のブログを紹介しながら、「ブログは不特定多数の人にメールをする感覚で書いている」と話す。ボブ セイン氏よりAspire oneをプレゼントされた真鍋さんは、臨場感を忘れないようにおいしいものを食べたとき、すぐにブログを更新したい、と抱負を語った。
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