アイシェアは6月30日、「コンビニ24時間営業自粛に関する意識調査」の結果を発表した。
調査によると、深夜帯(午前0時〜4時の間)にコンビニを「よく利用する」と答えたのは全体の10.1%。「たまに利用する」は50.6%。全体では6割以上が深夜帯の利用経験を持つと答えた。
男女別に見ると男性34.7%に対し、女性は44.2%が「利用したことがない」と回答。年代別では40代は43.7%と他の年代に比べ7〜8ポイント未利用経験者が多く、女性や40代では深夜帯利用率が低いことがわかった。
コンビニの24時間営業自粛に賛成か反対かを聞いたところ、「賛成」は21.1%、「どちらかといえば賛成」は24.5%で、合わせると半数近くが自粛を肯定的にとらえていた。
一方で、「どちらかといえば反対」と「反対」をあわせた反対派は29.7%にとどまった。
「コンビニが24時間営業ではなくなったら不便だと思うか」との問いに、「自粛に反対」と答えた人では88.4%が「不便だと思う」と答えたのに対し、「自粛に賛成」とした人は89.1%が「特に思わない」と回答。全体では「不便だと思う」が47.1%、「特に思わない」が52.9%という結果になった。
また、「コンビニが24時間営業を自粛した場合、エコに繋がると思うか」との問いには、自粛賛成派では85%ほどが「繋がると思う」と答えたのに対し、反対派では71.0%が「思わない」と回答。全体では「思う」が65%、「思わない」が34.3%となり、「自粛は効果をもたらす」と考える人が3分の2を占めた。
コンビニ24時間営業自粛について自由記述方式で意見を聞いたところ、「需要の少ないエリアでは自粛してもいい」といった意見がある反面、「24時間でなければコンビニとはいえない」とする意見や、雇用機会の喪失を指摘する意見、明るさが防犯の役割を果たしているとする意見、深夜帯の非行や犯罪に対する不安などもあった。
調査期間は6月19日から6月21日。有効回答数は437人。男女比は男性が50.8%、女性が49.2%。年代比は20代が13.7%、30代が51%、40代が27.2%、その他が8%。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」