セプテーニ・ホールディングス(セプテーニHD)は6月27日、ヤフーを割当先とする第三者割当増資を実施すると発表した。
発行新株式数は普通株式7000株で、全てヤフーに割り当てる。発行価額は総額9億8000万円。セプテーニHDの手取り額はおよそ9億7300万円。払込期日は7月14日。ヤフーの株券不所持の申し出により、株券の発行はしない予定だ。今回の増資により、ヤフーの持ち株比率は5.22%となり、第4位の大株主となる。
調達した資金は、中核事業であるネット広告事業のシェア拡大と収益性向上のための戦略投資資金に充てるとしている。
具体的には、ネット広告事業の競争力強化につながるテクノロジー等の関連分野に関するM&A資金に約5億円、ネット広告における人材育成や新商品開発に関連したシステム投資に約2億円、Eコマース事業をはじめとする各種新規事業参入のためのM&A資金に約3億円をそれぞれ充当する。
また、今回の割当増資によるヤフーとの関係強化を通じて、資金面以外でも、今後新しい広告サービスの開発をはじめとする様々な事業上のシナジーが期待できるとしている。
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