ノイズキャンセリングヘッドホンも、最近は店頭売価で1万円を切るものがずいぶんと増えてきた。しかも、ビクター、パナソニック、ソニーなど、有名メーカー各社が発売し、意外な激戦区となっている。
さてそんなノイズキャンセリング激戦区の中で、登場したのがマクセルの「HP-NC15」だ。ハウジング部分にマイクを内蔵し、マイクから外部の騒音を拾い、逆位相の音をヘッドフォンで流すことで、騒音を最大5分の1にまで低減できるという。電池内蔵タイプとしては、最軽量クラスとなる約150gを実現。実勢価格8000円前後とかなりお得な商品だ。さっそく、その実力に迫ってみよう。
まず付属品だ。本体のほか、キャリングポーチ、アルカリ単4乾電池、1mの延長コード、航空機用アダプタなどがセットしてある。
本体は折りたたみが可能。小さなポーチにもすっぽりと収まる。かさばらないので、デジカメ感覚で、カバンにポンといれておける。
電池はヘッドホンの右のハウジング部の上部に単4乾電池1本を収納する。これで約30時間の連続使用が可能だ。ノイズキャンセリングのスイッチも、同じく右のハウジングの裏に用意されており、スイッチをオンにするとブルーのライトが点灯。かなり明るいため、切り忘れることはあまりなさそうだ。
では、さっそくつけてみよう。電池入りで約150g。最軽量クラスのヘッドホンと豪語するだけのことはある。確かに軽い。ときに、つけているのを忘れてしまいそうになる。
低反発素材を採用した、イヤーパットも心地良い。 ただこれは、もう少し大きくてもいいと思う。ヘッドホンが軽い分だけ、ちょっと動くとイヤーパットがずれてしまう。イヤーパットの隙間から外部の音が入って来てしまうので、このままの大きさにするならば、もう少し耳を挟み込む力を強めたほうがいいように思った。
折りたたみ式のヘッドホンでは、ヘッドバンド部分が頭にぶつかって痛くなることがある。だがHP-NC15は、頭頂部が当たる部分にもクッションをつけているため、長時間つけていても不快な感じはしない。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス