Adobe Systemsは企業向けウェブアプリケーション作成ソフトウェア「LiveCycle」をアップデートし、機能を拡充した。
Adobeは米国時間6月17日、新しいコンテンツ管理機能と、金融サービス、政府アプリケーションをより短時間で作成できるツールを追加した「LiveCycle Enterprise Suite Update 1」を発表した。
LiveCycleはAdobeのエンタープライズ事業の主要製品の1つであり、申し立てを行うにあたってファイルの記入および加工を要する公的機関のウェブサイトでの利用等、組織内外でなされる文書のやりとりのためのアプリケーション用に開発された。LiveCycleは、AdobeのPDF、Flexソフトウェアを利用して、ウェブベースのペーパーレスアプリケーションを作成する。
また、最新版には、「LiveCycle Content Services ES」および「LiveCycle PDF Generator 3D ES」の2つの新しいコンポーネントが組み込まれている。
Alfresco Softwareと共同開発されたContent Servicesでは、既存のエンタープライズコンテンツにリンクされたプロセスやアプリケーションを構築できる。たとえば、企業は、このツールを使って、メーカーとパーツサプライヤーを結ぶシステムや、病院と保険会社をリンクするシステムを作成できる。
PDF Generator 3D ESは製造業向けで、2次元、3次元モデルをPDFフォーマットで共有できる。Adobeによれば、PDF Generator 3Dは40以上のCADアプリケーションに対応している。
Adobeの関係者は、LiveCycle ES Update 1の提供開始は7月になると述べている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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