バンダイが新たなキーチェーン型玩具「5秒スタジアム」を7月26日に発売する。
これは、「ストップウォッチを5秒ピッタリで止める」という遊びを研究し、大人も子どもも楽しめる商品として開発したものだ。全4色で各998円。
遊び方は、「試合モード」「練習モード」「チャレンジモード」の3種類。試合モードは、ストップウォッチ型の本体上部にあるスイッチを押してスタートさせ、5秒ピッタリを目指して止める。止めた時の秒数が画面に表示され、ピッタリの時には「5秒〜ジャスト」、誤差により「イケテル〜」「ずれすぎだ!」「帰れ!」といった、「5秒マン」という同製品のオリジナルキャラのセリフが流れる。
練習モードの遊び方は試合モードと同じだが、秒数カウント時に秒数が表示されたままになる。
チャレンジモードは、「地球を守れ、5秒マン」と題したストーリー仕立て。次々に与えられる課題を成功させ、全20ステージをクリアすることを目指す。敵キャラとして「迷惑怪人」が現れ、画面に課題が表示される。例えば「01」「5.00」「0.20」と順番に表示されると「ステージ1 5.00秒から誤差0.20秒以内で止めれば成功」という課題となる。
課題をクリアすると、成功音が鳴り、次のステージへ進める許容誤差を越えてしまうと、失敗音が鳴り、ゲームオーバーになってしまう。ステージを進むごとに難しくなるという。
ちなみに5秒マンは5月5日生まれ。必殺技は「5秒パンチ!」「5秒キック!」「5秒チョップ!」などだ。
バンダイはこの商品の魅力を、「思わず何度もチャレンジしてしまう“やみつき感”と、ピッタリで止められた時の“快感”や“達成感”で、すっかりハマってしまうというところ」だとしている。
“5秒”にやみつきになるのは人間の本能だという見方もある。東北大学名誉教授の猪岡光氏は、「人間が5秒で止めることで覚える快感は、一種の達成感です。目標が5.00秒という確かなものであるからこそ、人間はピッタリ止める努力をしたくなります。目標の難易度が適切であるために、目に見えて技術が進歩し、人間はその進歩が快感になり、また5秒で止めた達成感を味わうために、5秒への挑戦を続けるのだと考えられます」と述べる。
主なターゲットは20代から30代の男女。雑貨店、百貨店、専門店の玩具売場や玩具専門店などで販売し、2008年内に55万個の販売を目標としているという。
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