マサチューセッツ工科大学(MIT)がシンガポールに置く研究所Gambit Game Labの研究者が自分たちが開発したゲームに何か述べるとすれば、視覚に問題があるゲーム愛好家も健常者と同様にゲームができるということだろう。
Gambit Game Labは米国時間6月3日、ゲーム「AudiOdyssey」を披露した。このゲームは音のみをベースとしたもので、プレーヤーはDJを真似て、ダンスしたくなるようなビートを作成して楽しめる。
視覚に障害がある人もない人も、プレーヤーはモーションセンサが付いたWiiリモコンを利用して、土台となるリズムの上により複雑な音楽を組み合わせる。これが、このゲームの仕組みだ。
AudiOdesseyは通常のPCのキーボードでも操作できるよう設計されており、Wiiリモコンなしでも楽しむことができる。
視覚障害者向けのゲームは、何も新しいものではない。だが、AudiOdysseyが興味深い点は、視覚障害のあるなしに関係なく、あらゆるプレーヤーが同じレベルでプレイできるという点だ。
健常者の友人とゲームをしたいと思っている視覚障害者は多いだろう。もしAudiOdysseyが成功すれば、このようなゲームの市場開拓につながり、今後こうしたゲームの企画や販売が進む可能性がある。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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