サンフランシスコ発--あの聞き慣れた「インディ・ジョーンズ」の音楽には何かある。「ドゥンタドゥンター、ドゥンタダー」というあれである。
公開されたばかりの「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」の約450点のコンピュータ生成映像(CGI)を相手に何カ月もあくせく働き、明らかに疲れ切っているにもかかわらず、Hayden Landis氏はこのテーマ音楽を聴くと今でも興奮する。
「自分の中の小さな子供が顔を出すのだ」とこの映画のコンピュータグラフィックスの監督であるLandis氏は劇場予告編の開始部分の音楽を思い出しながら述べた。「わたしはインディ・ジョーンズとともに育った」(Landis氏)
Landis氏と同氏が率いるLucasfilmのIndustrial Light & Magic(ILM)のチームがこの映画のビジュアル効果で作り出そうとしたのは、まさにそのようなノスタルジックな感覚なのだ。それはSteven Spielberg監督の要請だったとLandis氏は言う。
それがノスタルジーであれその他の動機であれ、人々は大挙してこの映画を見にやってきた。Hollywood Reporterは米国時間5月25日、「クリスタル・スカルの王国」は公開最初の週に世界中で総額2億6900万ドルの興行収入を計上し、すべての主要な市場で第1位になったと報じた。米国ではAssociated Pressが、同映画は23日から25日までに1億100万ドルを売り上げ、それに加えて22日の初日の夜には2500万ドルの興行収入を計上したと推測されると報じている。
Landis氏は23日当地にあるILMの本部で、Spielberg氏は「他のすべてのインディ・ジョーンズ映画と同じような見た目にしたかった」のだとCNET News.comとのインタビューで説明してくれた。Spielberg氏はさらに、27年前に公開されたシリーズ第1作「レイダース/失われたアーク《聖櫃》」で使用されたのと同じレンズの1つを使って映画を撮影した。
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